名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作サスペンス『サイコ』の前日譚を、全10話で描き出す「ベイツ・モーテル」。映画史に残る猟奇殺人鬼ノーマン・ベイツのティーンエイジャー時代にスポットを当て、17歳のノーマンがいかにしてあの猟奇殺人鬼に変貌していくのか、その過程をじっくりと描き、全米で大ヒット中の注目の新シリーズだ。
全世界で大ヒットした「LOST」を手掛けたクリエイター、カールトン・キューズが製作総指揮を務める本作は、彼の作品らしく先の読めないミステリーが展開され、知られざるノーマンとノーマの母子の姿を描き出すと同時に、舞台を現代に置き換える事で全く新しい『サイコ』ドラマを創り上げている。その一方で、ユニバーサル・スタジオに現存されていたオリジナル映画の丘の上の屋敷のセットを使用し、モーテルのセットもほぼオリジナルと同様に再現するなど、映画版との親和性もしっかりと押さえ、その細部までこだわり抜いた映像美も注目されている。主演のノーマン役には『チャーリーとチョコレート工場』で主人公のチャーリー少年を演じたフレディ・ハイモアが扮し、アンソニー・パーキンスが演じたノーマンを彷彿とさせる繊細な演技が高く評価されているほか、母ノーマを演じるベラ・ファーミガを筆頭に、ネスター・カーボネルやマイク・ヴォーゲルといった実力派俳優たちが顔を揃え、ドラマを大いに盛り上げていく。